セントジョーンズワート（St. John's wort、セイヨウオトギリソウ）は、ヨーロッパ原産の植物で、古くから自然療法に用いられてきました。

日本でもドラッグストアなどで、サプリメントとして売られています。

 

特に抗うつ効果が注目されていますが、その他にもさまざまな効果があります。

しかし、その一方で副作用や互換性の問題もあります。

 

メリット:

1. 抗うつ効果: 軽度から中等度のうつ病の症状を軽減する効果があります。これはセントジョーンズワートが、脳内のセロトニンという神経伝達物質のレベルを高める働きがあるためです。

2. 抗酸化作用: 抗酸化物質を含むため、体内の自由基を排除し、細胞のダメージを防ぐことができます。これにより、体の炎症や老化を抑えることができます。

3. 安眠効果: 不安を軽減し、睡眠を改善する効果があるとされています。

デメリット:

1. 副作用: 一部の人にとっては、口渇、めまい、便秘、睡眠障害、不安などの副作用を引き起こす可能性があります。

2. 日光過敏症: セントジョーンズワートを摂取した後に強い日差しに晒されると、肌が普段より日光に敏感になることがあります。

3. 薬物相互作用: セントジョーンズワートは他の薬と相互作用を起こす可能性があり、特に抗うつ薬や抗凝固薬、一部の心臓病薬、ホルモン補充療法、一部のHIV薬などとの相互作用が報告されています。

 

以上の点から、セントジョーンズワートを服用する前には医師に相談することが重要です。

また、個々の体質や状態により効果や副作用は変わるため、注意が必要です。