ストレスと吐き気は関係ある?
[2023.07.14]
ストレスは、心身の健康に様々な影響を与えることが知られています。
吐き気もその一つで、ストレスが原因となることがあります。
ストレスは交感神経と副交感神経のバランスを乱すため、消化器系の動きが過剰になったり弱まったりします。
そのため吐き気や嘔吐を引き起こします。
また、ストレスは脳内のセロトニンの量を変化させます。
セロトニンは、気分や感情をコントロールするだけでなく、消化器系の働きにも影響を与えます。
そのため、セロトニンの変化は、吐き気や他の消化器系の症状を引き起こすことがあります。
ストレスは脳と消化器系の間の連携を乱すことがあります。
ストレスが脳に影響を与え、これがさらに胃腸の働きに影響を及ぼすことがあります。
これは、脳腸相関と呼ばれる現象の一部です。
さらにストレスは感情を高ぶらせ、この高ぶった感情が吐き気を引き起こすこともあります。
特に、不安や恐怖などの強い感情は吐き気を引き起こしやすいです。
吐き気などの症状が続く場合には、早めに医療機関にご相談ください。