精神科の診察で聞かれることは?
[2023.05.30]
精神科の診察では、患者の精神状態を評価するために、様々な質問が行われます。
その質問は主に以下のカテゴリーに分けられます
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基本情報: 患者の年齢、性別、職業、住居状況など。
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主訴: 患者が自身の問題をどのように認識しているか、何が悩みで医者に相談する動機となったか。
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現病歴: 症状の始まり、症状の進行、以前に試した治療法やその効果、現在の薬の使用など。
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既往歴: 過去の医療履歴、特に精神疾患に関連するもの。
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家族歴: 家族に精神疾患や他の重要な疾患があるか。
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生活状況: 住居、仕事、学校、関係性などの現状。
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リスク行動: 自傷行為、自殺念慮、他害の可能性。
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心身の健康: 飲酒、薬物の使用、食事、運動、睡眠などの生活習慣。
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精神状態検査: 注意力、記憶力、情緒状態、思考内容や思考の流れ、認知機能など。
これらの質問は、患者の症状、患者が日常生活でどのように困っているか、そして最適な治療法を決定するための情報を提供します。こ
れらの情報は、診断の決定、治療計画の作成、そして治療の効果を評価するために使われます。