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死別反応とは?

[2023.05.29]

 

死別反応とは、愛する人を亡くしたときに起こる心の反応のことを指します。

これは一般的に「喪失反応」や「喪失の悲しみ」とも呼ばれます。

死別反応は個々人の経験、文化、性格、およびその人が亡くした人との関係性により大きく異なりますが、いくつかの一般的な段階や感情が報告されています。

 

エリザベス・キューブラー・ロスが提唱した「5つの段階」モデルは、喪失反応を理解するための一つのフレームワークとして広く認識されています。

このモデルは元々、終末期の患者が自身の死に直面したときの反応を説明するために提唱されましたが、それ以降、広範な喪失経験に対する反応を理解するのにも使われています。

 

5つの段階は以下の通りです

  1. 否認:亡くした人が実際には亡くなっていないと信じる反応。これは、悲しみを一時的に和らげるための防衛機制として働くことがあります。
  2. 怒り:なぜこの事が起こったのか、あるいはなぜ自分がこれを経験しなければならないのかについての怒り。この怒りは他の人々、神、宇宙、または亡くした人自身に向けられることがあります。
  3. 取引:何かを変えることができれば、亡くした人が戻ってくるという希望。たとえば、「もし私が良い人になれば、彼/彼女は戻ってくるでしょう」といった考えがあります。
  4. 抑うつ:深い悲しみや希望の喪失感。これは、現実が受け入れられ始めるときにしばしば起こります。
  5. 受け入れ:現実を受け入れ、新しい生活に進むこと。

 

これらの段階は必ずしも順序立てて経験されるものではありません。

また、一部の人々は全ての段階を経験しないかもしれません。

これは個々人の反応が異なるためです。

 

また、専門家は他の種類の死別反応、たとえば複雑な喪失反応(complicated grief)や慢性的な悲しみなどについても研究しています。

複雑な喪失反応は、時間が経つにつれて緩和されることが期待される通常の悲しみの代わりに、喪失後も続く深い悲しみや苦しみを特徴とします。

慢性的な悲しみは、喪失から時間が経っても悲しみが持続し、人の日常生活に影響を及ぼすことを指します。

 

死別反応は自然な過程であり、時間とともに緩和されることが多いです。

しかし、悲しみが長期間にわたり持続し、日常生活に影響を及ぼす場合は、専門家に相談することが推奨されます。

心理療法やカウンセリング、グリーフサポートグループ、薬物療法などが、悲しみを管理し、新しい現実に適応するのを助けることができます。

 

 

 

 

 

 

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