不安障害の呼吸法について教えてください。
[2023.05.19]
不安障害に対する呼吸法は、不安やパニック症状を軽減するために使われるテクニックの一つです。
正しい呼吸法を実践することで、自律神経のバランスを整え、身体と心の状態を落ち着かせることができます。
以下に、一般的な不安障害の呼吸法の手順を示します。
- 快適な姿勢で座るか、横になります。
- 目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をします。鼻から息を吸い込み、ゆっくりと口から息を吐き出します。
- 吸うときは、腹式呼吸を意識しましょう。腹部が膨らむように息を吸い込むことで、腹部が広がる感覚を感じます。
- 吐くときは、口から息をゆっくりと吐き出します。息を吐く際には、腹部が引っ込むようにすることで、身体をリラックスさせます。
- 呼吸のリズムを保ちながら、吸う時間と吐く時間を均等にします。たとえば、4秒かけて吸い込み、4秒かけて吐き出すというようにします。
- 呼吸に意識を集中し、他の思考を排除します。吸うたびに「吸う」と自己暗示し、吐くたびに「吐く」と自己暗示することで、心を静めることができます。
- 心地よいリズムで呼吸を続け、不安や緊張が解消されるのを感じます。
この呼吸法を継続的に実践することで、不安障害に対するリラックス効果を得ることができます。
呼吸法はいつでもどこでも行えるため、日常生活や不安な状況での対処法として有効です。
ただし、不安障害の症状は個人によって異なる場合がありますので、医師や心理カウンセラーと相談しながら、自分に最適な呼吸法を見つけることをお勧めいたします。
記載:おりたメンタルクリニック医師
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