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【認知行動療法とは、「認知と行動を変化させる方法」です】

[2023.02.07]

 

 

認知行動療法(CBT: Cognitive Behavioral Therapy)は、心理療法の一種で、認知(思考)と行動を変化させることを目的としています。

一般的には偏った思考や認知が、不安やうつ病などの心の問題を引き起こすと考えられています。

認知行動療法は、患者さんが自分の考え方や行動に気づき、それらを変えるための技術を学ぶことに焦点を当てています。

 

認知行動療法は、以下のステップで行われることが一般的です。

  1. 問題の特定:患者さんと共に、問題のある状況や出来事、その状況での考え方や感情、行動を特定します。

  2. 認知の分析:問題のある状況での考え方や思考の傾向を分析し、それらが現実に即しているか、良い反応を示しているか、もしくは否定的な反応を引き起こしているかを評価します。

  3. 認知の再構築:認識の歪みや偏った思考を特定し、それらに対処するための新しい考え方や思考の方法を構築します。

  4. 行動の変化:新しい考え方や信念に基づいて、問題のある状況での行動を変えることを目指します。(状況によっては、具体的な行動計画の立案や練習が含まれることがあります。)

 

認知行動療法は、うつ病、不安障害、パニック障害、社交不安、強迫性障害など、さまざまな心理的問題や精神障害に対して効果的であることが研究で示されています。

また繰り返すことで効果が現れることが多く、個々の患者さんに合わせて柔軟に適用できる利点があります。

 

 

認知行動療法の仕組み

 

人間は"あるできごと"に対して自分が感じるイメージ(認知のくせ)が、気分に影響を及ぼすとされています。

また気分は身体や行動に現れ、「認知」「身体」「心」「行動」は干渉しあっていると考えられています。

 

気分転換をする(行動をする)ことは、ネガティブな気分や思考などを切り替えるための手段の一つです。

 

(例)

「悩み続けてしまい、体調も悪いような気がする。」

「気分転換にストレッチをしたら、いい汗をかいて少しいい気分になった。」

「改めて考えたら、そんなに思い詰める必要もなかったと感じた。」

 

 

 

東京都中央区のリワークセンターキズナでは、認知行動療法を取り入れたプログラムも実施しています。

休職中の方で通所ご希望の方は、リワークセンターキズナのHPをご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記載:おりたメンタルクリニック医師

 


 

 

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