ADHDの検査のASRSについて教えてください。
[2023.05.25]
ASRSは、大人のADHD(注意欠陥/多動性障害)をスクリーニングするための自己報告スケールで、その正式な名称は「Adult ADHD Self-Report Scale」です。
このツールは、World Health Organization(WHO)とNew York Universityの一部の研究者によって開発されました。
ASRSは、18の項目で構成されています。
これらの項目は、ADHDの症状を反映した質問で、個々の質問は、その症状が最近どの程度困っているかを評価します。
評価の基準は、5段階のリカートスケールで、"全くない"から"非常に多い"までの範囲でスコア付けされます。
このスケールは、医療専門家や研究者がADHDの可能性を調査するための初期スクリーニングツールとして使用されます。
ただし、このツール自体で診断を下すものではなく、診断は専門的な評価に基づいて行われます。
また、ASRSは無料で公開されており、誰でも利用することが可能です。
したがって、自己評価の一環として、または医療専門家への情報提供の一部として使用されることもあります。
ただし、ASRSの結果については医療専門家と共有し、適切な評価と治療を受けることが重要です。