腱鞘炎について
[2023.08.26]
腱鞘炎(けんしょうえん)は、多くの人が聞いたことがある病名ですが、具体的には何か、そしてどう対処すればいいのか、解説いたします。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎は、腱(けん)とその周りの腱鞘(保護する膜)が炎症を起こす状態を指します。
繰り返しの動作や過度な負担が原因となることが多く、手や腕、足に特に見られる疾患です。
主な症状
- 痛み: 特定の部位に鋭い痛みや、動かすと痛むことがあります。
- 腫れ: 炎症が起こると、腱の周囲が腫れ上がることがあります。
- こわばり: 朝起きたときなどに関節が硬く感じることがあります。
原因とリスクファクター
- 繰り返しの動作: PC作業、スマホ操作、スポーツなど、同じ動作を繰り返すこと。
- 過度な負荷: 重いものを持ち上げるなど、腱に過大な負担をかける行為。
- 加齢: 高齢になると腱の強度が落ちるため、腱鞘炎を発症しやすくなります。
予防法
- ストレッチ: 日常的に関節や筋肉のストレッチを行い、柔軟性を保つ。
- 適切な休憩: 長時間の作業を避け、定期的に休憩を取る。
- エルゴノミクスの導入: 作業環境を適切に整えることで、不自然な動きや負担を減少させる。
まとめ
腱鞘炎は、私たちの生活に密接に関連している疾患です。日常の小さな習慣の見直しで、そのリスクを低減させることが可能です。
痛みや違和感を感じたら、早めの対処と医師の診断を受けることをおすすめします。