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抜毛症とは?

[2023.05.25]

 

 

抜毛症(trichotillomania)は、自分の髪の毛、まつげ、眉毛などを引き抜く衝動的な行動によって特徴付けられる精神疾患です。

この行動は、一時的な安心感や満足感をもたらしますが、それに続く後悔や恥ずかしさといったネガティブな感情を引き起こすことがあります。

 

以下は、抜毛症の主な特徴です

  • 一部または全体の頭髪の抜け毛による部分的または全体的な脱毛
  • 頭髪、まつげ、眉毛、顔の毛、腕の毛、脚の毛、陰毛、胸の毛など、自身の体の毛を引き抜く衝動
  • 引き抜く行為によって一時的な満足感や安心感を得る
  • 髪を引き抜いた後に後悔や恥ずかしさを感じる
  • 社会的、職業的、または他の重要な機能領域での障害

 

抜毛症の原因は完全には理解されていませんが、遺伝的、生物学的、環境的要因が関与していると考えられています。

治療方法としては、認知行動療法(CBT)が有効とされています。

この療法では、患者が引き抜き行為のトリガーを認識し、それに対処する新たな技術を学びます。

服薬による治療も考慮されることがあり、選択肢には抗うつ薬や抗不安薬が含まれます。

しかし、これらの薬は必ずしも全ての患者に効果があるわけではなく、個々の患者の状況に応じた治療が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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