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抑うつ気分とは?

[2023.05.23]

 

抑うつ気分は、悲しみ、絶望、興味喪失、喜びや快感に対する感受性の低下など、ネガティブな感情状態を指します。

これは一時的なものであったり、より長期的な精神状態である抑うつ症(うつ病)の一部であることもあります。

 

以下にいくつかの典型的な抑うつ症状を列挙します

  1. 睡眠の問題:過度に眠りたい(過眠)か、逆に睡眠不足(不眠)か、睡眠の質が悪い。

  2. 気力の低下:日常的な活動に対する興味や喜びが失われる。趣味や楽しみに対する関心が減少する。

  3. 食欲の変化:過食または食欲不振が起こり、体重が増加または減少する可能性がある。

  4. 自己評価の低下:自己に対する価値観が低くなる、自己卑下や罪悪感を感じる。

  5. 疲労感:日常生活を送るためのエネルギーが欠如する。

  6. 集中力の欠如:注意力が散漫になり、決断を下すのが難しくなる。

  7. 自殺の考え:自身の存在に絶望感を抱き、死にたいと感じたり、自殺について考えたりする。

 

抑うつ症状は個々の体験や状況により異なるため、すべての人がこれら全ての症状を経験するわけではありません。

そして、これらの症状が生じたとしても必ずしもうつ病を意味するわけではなく、これらが2週間以上続き、日常生活に影響を及ぼす場合に医師に相談することが推奨されます。

 

また、抑うつは生物学的、心理学的、社会的な要素によって引き起こされると考えられています。

生物学的な要素としては、遺伝、脳内の化学物質の不均衡(例えばセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質)があげられます。

心理学的要素としては、個人の性格、思考パターン、過去の経験などが関与しています。

また、社会的要素としては、ストレス、失業、貧困、家族や恋人との関係の問題などが抑うつを引き起こす可能性があります。

 

抑うつ状態は治療が可能であり、一般的には認知行動療法や他の種類の心理療法、抗うつ薬、ライフスタイルの変更(適度な運動、栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠など)が有効とされています。

自分自身や他人が抑うつ症状を経験していると思われる場合は、適切な支援や治療を受けるために医師に相談することが重要です。

 


 

 

 

 

 

 

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