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うつ病の寛解状態とは?

[2023.05.23]

 

うつ病の寛解(remission)とは、うつ病の症状が一定期間(通常は数週間から数ヶ月)消えている状態を指します。

 

つまり、患者が以前経験していたうつ病の症状、例えば気分の低下、無関心、食欲不振、睡眠障害、活力の喪失、集中力の低下、自己評価の低下、無価値感、自殺念慮などが改善され、日常生活を通常通り過ごせるようになった状態を言います。

寛解の基準については専門家の間で異なる意見がありますが、一般的には、症状が完全に消える(完全寛解)か、あるいは最低限度まで軽減する(部分寛解)ことを指します。

 

寛解は回復(recovery)とは異なります。

回復は、うつ病の症状が完全に消え、さらにその状態が数ヶ月以上続くことを指します。

寛解状態でも、症状が再び現れる(再発)可能性があるため、寛解が続いても定期的な医療チェックと継続的なケアが重要です。

 

また、うつ病の寛解状態に達するためには、適切な治療が必要です。

治療には薬物療法(抗うつ薬)、心理療法(認知行動療法など)、生活習慣の改善(適度な運動、栄養バランスの良い食事、十分な睡眠など)などが含まれます。

 

うつ病の治療と寛解状態の維持には時間がかかることが多いですが、医療専門家との密接な連携と適切なケアがあれば、多くの人が寛解状態に達し、質の高い生活を取り戻すことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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